一発目からコワかった。
どこの雑誌に連載だったのか確認してしまうほど。

こういうサラッとした怖さもイヤじゃないけど、しばらくの間ひとりで部屋にいるのが怖かったな。


相変わらずほわ~んとしたユルさと心地よい関西弁が好き。

プール

2009年9月25日 映画
映画『プール』を観てきました。

かもめ食堂、めがねと続く小林聡美主演のほんわかおいしい映画。




揚げバナナのおいしそうなこと!

みんなが着ているコットン素材の気持ちよさそうなこと!

それになんといっても、プールと空の青さ!







………あの場所へ飛んでいきたい。


と、逃避モード入りました。

製作者側の意図にまるまるハマった感じです。



京子さんみたいに生きていけたらいいだろうなぁと思う反面、実現はなかなか難しいでしょう。
勇気と行動力と、多少の資金も必要かな(笑)


それでもいつかは…!!と思わせる青さでした。






9月20日読了。


誰も読んだことのないような伝記を書いてみました。伊坂幸太郎



とあるように、ひとりの”王”の伝記小説である。




伊坂作品を手に取るといつも、装丁から目次、奥付まで隅から隅まで、それこそ舐めるようにチェックする(=読む・笑)。

まず、厚さ。今回は長編なのに薄い。
表紙は真白で、トランプのキングのエンボス加工がなされている。通常のキングとは多少違うかもしれない。Kの字の下にボール。キングはバットを持っている。
背表紙はファンタジー小説にありがちな、タイトルと作者名を四角で囲み、バックには仙醍キングスであろう意匠のイラスト。
目次は、漢数字のゼロ歳~23歳までと、そしてまたゼロ歳で終わっているタイトルが横書きで書かれている。




なんだかいつもと違った雰囲気の作品だった。
あとがきにあるように、本人が読みたい物語を自由に書いたとあるが、確かにこれは自由だな、と思った。
けっして軽い作品ではないのに、相変わらずさらさら読めてしまう文章に展開。
3時間くらいで一気に読んでしまった。


各章ごとに語り手が違い、23歳の時にはすべての語り手が集まり、”王”の物語を記している。

”王”になるべく生まれた子が実際に”王”になれたのか、なったのか。

私にはわからなかった。
王になるべく不運を受け入れ、ただひたすらに王を目指す彼の内面をもっと知りたいと思った。
どちらかというとかわいそうだとも思っていた。でも、23歳の最後の文節で救われた気がした。

そして最終章のゼロ歳で、また新たな”王”が生まれるのだ。

と私は解釈した。


すべての希望に満ち溢れている生命の誕生は素晴らしい。
みんなが待っている。

最後の一文にグッときました。


9月23日読了。

宍倉勲は二十代半ばで父が興した会社を引き継いだが、十五年後に敢えなく倒産させてしまった。罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き、もうすぐ「人生の定年」も迎えようとしている。だが、そんな勲の働く姿こそが、娘の香を「会社」の面白さに目覚めさせて---「仕事」によって繋がった父と娘を、時間をさかのぼって描く連作長編。




私が勝手に名付けた『お仕事シリーズ』の新作。

デザイン事務所、バスガイド、内装会社、食品卸業…等々、ギョーカイのことをおもしろおかしく、そしてほろっと泣ける形で紹介してくれる、勝手に名付けた『お仕事シリーズ』は、あっという間に読めてすごく引き込まれるナイスな作品ばかり。


でも今回のは”職業”としての床屋さんではなく、お客さん(主人公)の側から、節目節目で床屋さんと関わってきた記録の連作集である。

まず連作というと、あるシチュエーションを踏まえて先へ進むものとなんとなく思っていたから、時間がさかのぼっていくこの作品がとても新鮮だった。
そして、紹介欄にもあるように、父と娘のオシゴトの物語がテーマの中、最後の作品が(もうこの人柄が大好きになってしまった)主人公の死後のお話で、父の意志をついで前へ進もうとする娘とそれを優しく見守る母との会話が父の不在をより鮮明にし、思わず泣き笑いの読了でした。


じんわり温かく、そして笑いを忘れないこういう作品は、疲れた時にいい。
なんとかなるさ、とまた明日が来るのを楽しみにできる。

恐竜博2009

2009年9月21日 おでかけ
恐竜博2009


会期ギリギリー。

とりあえず間に合ってよかった☆


悩んでいたけど、バイトの子が5回観ました!!!というので、やっぱり観ることにした。


結果……………おもしろかったー!!!

たしかにもう1回くらい観てもいいかもしれない。






この際、桜庭ななみと神木隆之介くんのアフレコには目をつぶる。
顔が思い浮かばないだけよかったということかな。

おばあちゃんが死んじゃうのが悲しかった。
出てきてくれてもいいのに…と思ったくらい。
葬儀のシーンに泣けたのは私だけではあるまい。


miya38さんが死んでしまった。





ほんの数回しかライヴ見てないけど、いつも気さくに話してくれて嬉しかった。

解散ツアーのさみしそうな顔が忘れられない。

誰よりもバンドを愛していたと思ってる。

miya38さんの「EVERYBODY!」がやけに思い出される。

闘病中苦しくてもきっと強がって笑っていたんだろうな…。

miya38さんに会うといつも、「ロッカーってこういう人のことを言うんだな」と思っていた。


数あるバンドのベーシストの中でも、5本の指に入るくらいカッコよかった。



ご冥福をお祈りいたします。


いつも言ってたじゃん。地獄で会おうぜって。

ベース弾ければどこでもいいよね。



『南極料理人』を観てきた。


期待どおり、いやそれ以上だった。

レビューの原作はまだ読んでいないけど、堺雅人が期待を裏切ることなく、思った通りの役柄だった。

ストーリー的には辛いシーンや争いのシーンはあまりなく、ほのぼの一貫。
果たして原作通りなのかは未読のため不明だが、小ネタのちりばめようったら、楽しくて面白くて仕方がない。三谷監督かと思うくらい。あちこちでくすくす笑いが起きていた。

そして南極展での基地との衛星電話。
覚えがあるだけに、あるあるーー!とにんまり。
そうか、あの時の隊員さんたちもこんな風に暮らしていたのか。
ペンギンやアザラシはいなくても、楽しいおじさんたちが確かにいました。




それにしても出てくる料理のおいしそうなこと!!

映画に出てくる料理シーンはみんなたいていおいしそうなんだけど、バックが真っ白な南極だけに、お料理も映える映える。
湯気の様子から温度やにおいまでしてくる。
とりわけ最後のラーメンなんてーーーー!



というわけでお昼はラーメン!

…ではないけど、おにぎり食べました。西村隊員のいくらおにぎりを思い浮かべながら…。


主人公の最後のセリフにこの映画のすべてが凝縮されている気がした。
そう!要はそれ!

野生動物を追って40年、初のベスト写文集!
動物とお酒を愛する現役バリバリ68歳。世界をかけめぐるベテラン写真家と、可愛くてヘンな“連中”との交友録。




すごいよこれは。
うほうほだよー☆

どうせなら書籍ではなく、写真集で出してほしかった。
でもそうなるとこれだけの写真だと高くなってしまうのかも。



最近見たミーアキャット、爬虫類大好きの元祖イグアナ、そしてペンギン!!
私の心をとらえて離さない動物たちがいろんな表情でカメラに納まっている。
(そういえばパンダはいなかった)

『昔は規制が緩く自由だった』と撮影者であり著者である内山さんは書いているけれど、その時代に会いに行けて本当によかったよね。とにかくうらやましい!



というわけで、明日はサマーウォーズをやめて、南極料理人を観にいこうと思いますvv

ひとつはHW6。

またかーとか言わないで(笑)
来年まで諦めきれなかったのです。
初めて行くライヴハウスなのでちょっとドキドキ。
アルバム楽しみだね。

そういえば、新代田のFEVERもあった。
引退前に一度は行きたいな。
誰か連れてってくれ。
つーか、チケット取ってくれ。





もうひとつはイッセー尾形さんのお芝居。
また地元に来てくれるんですvv
なぜか昔からイッセーさんを見るとたとえそれが写真でも、ドキドキする。
とても色気のある方なのです。きっとそれを無意識に感じていたのでしょう。
今回の公演もやはり新ネタというから嬉しいじゃあありませんか。
つばさは観てなかったけどねん。今度はぬかりのないよう、ちゃんとお話しよう。



というわけで少しはおでかけモードです。
でもなぁ…インフルエンザが心配…。
とか、私が言っちゃダメか。
果敢(?)にディズニーにも行くぞ!









ドミノ /恩田陸

2009年8月24日 読書
一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット。もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。




何度も表紙を見て作者を確認してしまった。
それくらい私の恩田陸のイメージとかけ離れた作品である。

似たような…でもないけど、こんなジェットコースター的なライトノベルな作品は確かにあった。(あ、でも『ロミオ~』くらいしか思い浮かばない)


でもとにかく新鮮だった。
登場人物の多さにはくじけそうになったけど、目の前に浮かぶような臨場感がすばらしい。
嗚呼!これを映像で観てみたい!



定番のミステリーもいいけど、こういう読後感がさわやか~なものももっと読みたいなと思いました。
ていうか、どうしてもっと早くに読まなかったんだろう…。
きっと最初の一行がその気にさせなかったのでしょう。
最初の一行って大事だよ。。



8月20日、わずか1日で読了。いや、読破というべきか。


お久しぶりです。
夏休みですねぇ。
世の中は、おこちゃまがうろちょろしてますね。
早く平穏な9月がやってきてほしい…。

と、バイトの大学生に言ったところ、彼ら彼女らは9月の5連休まで休みですってよ、奥さん!!

…9月ものんびりできないのか…(涙)



とりあえず、うるさい(失礼)おこちゃまがいなくなったら、サマーウォーズを観にいきたい。
もうすぐ南極料理人も始まっちゃうし、20世紀少年も!


…早く夏休みが終わるといいな…(遠い目)




さて、ユージニア。
文庫を店頭で見つけて、あれ?と思いました。
今さらなんですが、読んだことなかったみたい(ヲイヲイ)
だってあらすじ読んでもさっぱりストーリーが思い浮かばなくて。


ということで読みましたよ。

一気に読んじゃいましたよ。


このもやもやとした読後感。ステキです。
何度もページを戻り、どこかにヒントはなかったか、と読みなおす楽しさ。

とても充実した1日でした。


このあとドミノを読む予定。(これも例によって読んでないらしい)
180度転換だよね、きっと。
ワクワクvv




PODのコンピより発掘。


本来ガールズロックは聴かない派。


でもねでもね、この声は後引く!
英語の発音もめちゃめちゃいい!
細見くんの歌を初めて聴いたときのようなショーゲキを受けました。
そして、お約束のワクワクするパンク要素たっぷり!!

うぎゃーライヴ行きてーーーーー!!!!


絶対に聴くべし!!





そしてレーベルがKOGAさんのところというのがなんとも不思議でいい◎
レーベル買いするイヤ~な大人にはなりたくはないけど(笑)


いつかライヴで観たいな。
new commerツアーで観られれば一番よかったんだけど。


FIBとSpecial Thanks。
ちょー若手バンド。
この私がはまるとは♪楽しみですわね♪


北の大地にひょっこり現れる、ポップで不思議な美術館。そこは大小13の展示館で形成され、ランド全体がひとつの生きた作品となっている、シゲチャンランド。自然の中で息づく、奇妙なアートを写真満載で大公開。




アベさんのニュースで寂しくなったので、シゲチャンランドへ行ってみた。
(もちろんソーゾーで)



実に楽しいガイドブックである。
眺めているだけで、ウキウキウオッチングな気分。
色鮮やかな、不思議なアートの世界に引き込まれる。


さぁこれで楽しい夢の中へ飛んで行けそうだ。


ほんわかしたい時にはシゲチャンランド。
ご冥福をお祈りいたします。





ミッシェル、カッコよかったよ。

エレカシはよく”孤高のロックバンド”といわれるけど、ミッシェルの方が”孤高”というクールで一匹狼的な雰囲気をまとっていた感じがする。

エレカシとは象つながりでなんとなく親近感があったし、メンバーは同い年とくれば気にならないわけがない。
ミッシェル自体はライヴで観ることができなかったけど、最後のMステは観た!
イベントでよくキュウちゃんやチバさんやウエノコウジを観てたのに、アベさんだけ観てなかったのが悔やまれる。



今年になって惜しい人が続けて亡くなっている…。
私の愛する人たちよ、どうか長生きして。

棟居刑事、時を書ける殺人を追う!渋谷スペイン坂にある「恋人たちの聖地」。異次元への空港であるこのカフェに、殺人の濡れ衣を着せられた男が逃げ込んだ―。





オドロキのことにオトナになってから森村誠一を読むのはたぶんハジメテです。
子どもの頃は早熟でねー。
おにーちゃんやおとーさんの書棚を漁って、ナナメ読みなんかしてました。
たぶん理解できてなかったと思います。

でも”棟居刑事”というキャラがなんとなく好きです。
堅実でマジメ(同じ意味かな?)で、刑事という職業にものすごく誠実ですよね。


少し前に竹野内豊主演でドラマやってましたね。
あの竹野内くんはストイックでオッサン入っててよかった。
他の人が演った棟居刑事は観てないけど、竹野内くんのイメージで読みました。


しかし棟居刑事の出番の少ないこと。
主役は誰だ?的なお話でした。
いや実際、主役は山名さんなのでしょう。

タイムトラベルをした時空を調整するために、オリジナルに戻った時には倍の時間が過ぎている…など、ちょっと私の理解を超える難しいところもありましたが、事件が無事に解決したあとの、最後のもやもや感にはやられましたー。
大人しく着地してくれないんだな、と思いましたわ…。

ちょっと文体が古臭いのでついつい昭和のイメージで読んでしまうけど、ちゃんと背景は平成になっているので、また近年の作品を読んでみたいと思います。


それにしても森村誠一ってすごい。
作家生活40年…くらい?!
松本清張はデビューが遅かったのに多作だったけど、森村氏はキャリアが長いうえにずっと執筆し続けてるのがすごい。
年月の重みを感じます。



サイド

2009年7月16日 手作り
サイド


カッチリ目に作ってみました。


柄合わせはできなかったけど、サイドポケット付き。


ハトメに初挑戦です。


新作

2009年7月16日 手作り
新作


一目惚れ生地で作成。


いいかげん花柄とかストライプとかヤメローと自分にツッコむのですが、好きなモンはしょうがない。

おめでとうございます☆


いつもお見かけしてたあの人かなぁ…なんてね。
煙でいつも会ってたから、なんだか隆太くんは他人ではない気がするんデス。
親心、みたいな(笑)






いつか、があるとするならば、またみんなで踊ったり回ったり歌ったりしたいよね。


そして、それはポットでも同じ。
いまだポット聴けてなんですよ私。ありえないっつーの。

あるシャッター商店街で人気作家が失踪した。行方を捜す担当編集者に、住人の店主たちは仕事もせずに仰天推理を披露する…。一本の通りに染みこむ悲喜こもごもを描く爆笑感動小説!





相変わらずこの人の作品はサクッと読める。

唯一の常識マンの元編集者と、商店街のキャラ立ち極まった愛すべき店主たちとの掛け合いの面白さ。
人情あふれる大団円はこの人ならでは!

やさぐれた時にもってこいの小説です。

こういうの”2時間ドラマ”で観たいかもね。


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