初めに言っておくけど、私は暴力が嫌い。


チケット取りのために2時間は並ぶ覚悟でいたので本を読もうと出掛けに手に取ったのがこれ。
たまたま伊坂孝太郎の本を数冊借りていて、その中で一番読みにくそうな本を選んだ。

だって2時間ひとりぽっちだし。
やることないし。
マンガはすぐに読み終わっちゃうし。
くすっと笑っちゃうような本は…ね?
感情移入しまくりの私は、こういう本は家で読むと暗闇に引きずり込まれちゃう気がしてなかなか読めない。

初めから最後まで暴力で突っ走るこの作品は読むのがかなり辛かった。内容や表現の一部はショーゲキテキでさえあった。
けれども唯一の救いが、登場人物、主に3人のココロに潜む哀しみやどうしようもないやるせなさ。
いろんな場所で発生したパズルのピースが最後に繋がる時に、その哀しみややるせなさはドコへ向かうんだろう?どう昇華されていくんだろう?
その好奇心が読み進めるための手伝いをしてくれたように思う。

本当に暴力はキライだし、流血とか殺戮とか残虐なものは嫌悪してるんだけど。
こういう作品に出逢うと、いやだいやだと思いつつも、眠るのも惜しんで結末を知りたがる。
だって最後に救いがないとやってらんないじゃない。

そんな風に読んだ作品がけっこうあって、その度に暗いキモチを引きずってしまったりするんだ。

昨日眠るときになんだか暗澹としたキモチだったのはこれのせい。
嬉しい気持ちとかシアワセなこととか吹き飛ばしちゃう力があって、私はこういうのによく引きずられる。
だからなるべく夜に読む。
次の日には持ち越さない。

それでも借りちゃったり買っちゃったりするんだからどうしようもないな(苦笑)

で、最後まで読んだ感想。
なんとか救いはありました。
…あれ?それともないのかな?
最後の一文がすごく気になる。
とうとう読了です。

泣きました。あ〜…泣くのはわかってたんだけども。
今は悲しいとしか言えない。
まだ信じたくないのです。できれば7巻で復活してほしい。
訳者の松岡さんのあとがきにかなり希望を持って期待します。



しばらくハリーの世界にどっぷりだったので(その間ライヴとか行ってたけどね)なんか現実の世界がすっごく変!(笑)
いよいよ6作目!

もうすぐ終わってしまうという寂しさと、やはり、先が読みたい結末が知りたいというキモチがせめぎあい、欲望があっさり勝利(アタリマエか)
2日で上巻を読破してしまった。

前作から1年半くらい空いてるんだよね?
なんか記憶があやふやで、この人は誰だっけ?ということが多かった。
主な登場人物という紹介ページが今回はないので、前の本を出してきて探してきたりもした。先が読みたくてかなり斜め読みをしてしまったのでもったいないことをしたなぁ。
下巻はちびちびと読もう。

今回も誰か大切な人が死んでしまうとか…。
あの人?あっちの人?この人かな?とか思いながら読んでて、すごく不安な気持ち。もう…誰なのっ???
気になりすぎてやっぱり下巻もさくさく読んでしまいそうだ。

ネタバレされないように、読み終わるまでは他の読書サイトは見ないことにする。
けど気になるぅ。
来週あたりになったらまた読み始めようかな。


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ちなみに、今日は『脳を鍛える大人のDSトレーニング』を大ヒットさせた川島教授のお誕生日だそうで、トレーニングを始めていきなり本人に言われた時は思わず笑ってしまった。
このソフトを持ってる人はみんな知ってるわけだよね?(この日にトレーニングをやっていればね)
かなり有名人なんだなぁ。
まったくよくできたソフトです。200万本ものヒットなのに、未だに売れ続けている。

王子は買ったかしらん(笑)
   …で、今読んでる本がコレ。

イギリスにはフェスを含め、行く予定はまったくないのですが…なぜかやっぱり好きなんだなぁ。

アリスとかホームズとかミス・マープルとか…あー思い出せないけど!!みんな美味しそうなエピソードをたくさん持ってるので気になるのです。
プティングとかカスタードとかティータイムとかスコーンとかイギリス式ブレックファーストとかウィスキーとかもろもろの蒸留酒とか…ああもう!(≧▽≦)
図書館で見つけて面白そうだったので借りてきたらハマっっちゃいました!


お も し ろ い ぞ マ ジ で 


企画が面白い。内容が面白い。文面が面白い。レイアウトが面白い。
WEB上で発表されたものを本にするってけっこう難しいんだと思うんだけど、かわいくてほほえましくてくだらなくてかなり好き!私こういう本、けっこう好きなのかも…。
(昔ラル友Sに「サブカルはシエルに聞け」と言わしめるほどサブカルヲタだった記憶がヨミガヘル…)

最後のコンテンツには目立つ本を作りたい!とあって、装丁や帯(文)をどのようにすれば目立って売れるか、みたいなことが書いてあるんだけど、実際目立ちました!小松崎氏の絵はなんかこうグッときますね。ぜひ書店でも面展していただきたい。
もちろん表紙だけじゃなくてタイトルでも目を引いた。ステキすぎる。

どこをどうとってもステキングな本です。


でも買わなくてゴメンナサイ、住さん。

…オールカラーだったら買ってしまったかもなぁ。
遠距離恋愛中の恋人同士が送る手紙のやりとりを中心としたお話。

メールや電話でダイレクトに繋がる時代に手紙、っていうのが穏やかな感じで好き。
季節の移り変わりや日常の些細なことや相手を思いやるキモチなどが何気ない風に綴られている。
文章も素朴でいいけど、「僕」の部分を書いた田雜 芳一さんの挿し絵がとってもステキ。
鉛筆画で、縁を全部描かずに影で存在感を出している。
ところどころ差し色のように水彩絵の具でぽつんと色づけされているのも良い。文章よりもその絵に惹きつけられてしまった。

初版の日付を見れば出たばかりの本で、けっこう後追いで読む私にしては嗅覚が鋭かったというところかな(笑)
やっとやっと!げっちゅー(感涙)

絵も内容(ネタ?)も好き♪
一日一回は読んでる。
とにかくかわいい!



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ちなみに、この日記は新パソからエントリーしました。
デスクトップなのでキーボードがデカい上に、カスタマイズされてないので使いづらいったらありゃしない。

そう、とうとうノートの方が逝ってしまいそうなのです。起動も危うい。画面が真っ黒のままだったり、起動しただけでファンが回ったり…。データが移せるかが今の深刻な問題です。
ただ、このデスクトップ、暖房器具のない部屋にとりあえずで置いたままなので、マジ寒い!凍えるぜーーー。
えーーー最初に断っておきますが、ナナハチとは言ってもNANA関連の本ではありません(笑)



なんだか不思議な本です。
まだ読み終わってないけど。

78回転で廻るレコード。これは蓄音機でしか再生できないそうで、もちろん私も実物を見たことがないけど想像するだけでも不思議な魅力がある。
なぜか引き込まれて、そして、78を欲しい、いや、せめて実物を見たいとまで思わせる。

この短編集、最後にどういう風に着地するのか、読み進めるのがもったいないような楽しみがあります。


とりあえず、ナナハチ。
ディスクユニオンとかに売ってないかしらー。
最近特に活字中毒な気がする。
2日で1冊単行本を読破している。
これじゃあいくら本を借りてきても間に合わないはずだ。
でも他の何をも犠牲にしても読みたいんだから仕方がない。開き直りね。くす。

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3冊の引きこもり探偵シリーズを完結させた次回作の主人公は、なんと街のクリーニング屋さん。

クリーニング屋さんが事件に巻き込まれる…???

いったいどんな…?

ところがしっかり事件です姉さん。
探偵役は近所の喫茶店でバイトする主人公の大学の友人。

心優しい主人公と、観察眼鋭い探偵役は前シリーズとまったく同じ。
人物像が似通ってるせいか、設定やディテールで区別をつけなければならなかったけど、ほんわかした優しい読後感はなかなかのもの。
そしてどの事件でも誰も死なないのも前シリーズと同じ。
作者曰く「事件は起こるけど、誰も死なない推理小説を書きたかった」とのこと。

推理小説と言えば誰か死ぬもんだと思ってるけど、こういうのもいいもんだ。
けっこうグッと来ます。


まったくの余談だけど、作者の坂木さんは作家になった当初からのモットーで性別不詳らしいけど(それともどこかで公開されてるのかな?)私は女性だと思う。
だって、オトコノコを描くにはツメが甘い!けど、女性心理はかなりイケてる!
ってことで。
安易か(笑)

SPEED/金城 一紀

2006年2月9日 読書
慣れ親しんだザ・ゾンビーズシリーズの続刊。
レヴォリューションNo.3で終わってしまったであろうゾンビーズの痛快な冒険がまた読めるとは思っていなかったので嬉しい。
そしてわくわく。
あっという間に読み切ってしまった。
まさに、スピード。

ま、今回の主人公はあくまでもオンナノコなんだけどね。
でもやっぱりゾンビーズの主要メンバーの5人は私の中で主役
なのです。
続編というか、その後の彼らとか…やっぱり読んでみたいなぁ。
下妻、映画の続編はまだデスカ?

NANAの続編なんか作ってないでこっちを作って欲しいと切に願うシエルさんです(>制作者チガウ)

そんでさ、不思議なもんで、土屋アンナなんてKAZとバンドやってる時もHYDEくんと対バンした時も雑誌でもCMでも別に好きでもなんでもなくてどーでもいい存在だったのに、下妻物語(映画)を観てからは、印象が「けっこういいかも…」に変わってきてるんだよねぇ。
ホント、左右されやすいっていうか感情移入できれば誰でも好きになってしまうのかお前はー!っていう性格なのか…OTL

そして、根がイイヒトの私は(自分で言うな)桃子の台詞にハッとさせられるのです。
それは、

「借りたものは返さない。人のものは自分のもの。だから本当に大切なものは人に貸してはイケナイ」

です!

だから貸さないけど、自分も借りないようにする。
気になるCDなんかはもうずっと買ってはいたけど、他のものもそうしていこうっと。あでも図書館で借りた本はきちんと返しましょう。
じゃないと私が読めません。
またまた柴崎さんですよー。
関西弁だーわーい♪

美大出身の新卒OLさんが正社員としてフルタイムで働く日常を切り取ったお話。
友人のこと、好きだったオトコノコのこと、学校のこと、作品のこと、新しい恋のこと、そして会社でのこと。
主に会社で過ごす内容が多かったけど、ディテールがものすごく細かくて詳しくて、もしや実体験?とか思っちゃうほどでした。


こういう作品を読むと、小説って、何か大きな事件が起こらなくてもいいし、はっきりとした結末もなくてもいいんだって思う。だから自分に書けるかっていうとそれは別問題なんだけど。

なぜかいつも、登場人物のものの感じ方とか目の向ける場所とかにハッとさせられる。ああそうか!って思う。なるほど〜って思う。ふーんって思う。
そこに共感できるかできないかで好きな作品かどうか決まるのかな。

だから、これも好きです。
もっと読みたーい。
年末からずっと読書の嵐です。
貪るように読んでます。いったいその先には何があるのさ?


さてさて、昨年のイチオシ作家の柴崎友香さん。
もうこの人は単純に文章が好き。
生きてる会話体が好き。
そしてなにより、関西弁が好き!
絶対に伝染る!
さっそく関西弁のシエルさんが登場したし(笑)

これは、カップル+男子二人の4人組が大阪→東京までドライヴする間のお話。
この四人の誰に感情移入できるかでお話の楽しみ方が変わると思う。
どれもみんなナイスキャラだけどね。

相変わらずほんわかしてて、特別なことは起こらないけど、なんとなくお話も車も進んでいくのです。
それで最後には何か…うーん、ほんとにちょっとした何かが残るのです。それが心地よいのですな。
行きたかったよ!うわーーーーん!!!(つД`;)


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そうそう。最近本ばかり読んでます。

のーんびりソファに座って(寝っ転がって?)好きな時に始めて好きな時に止められる簡単な娯楽にどっぷりこんです。

ホントはさ、マメに更新したいしライヴ行ったらすぐにレポも書きたいの。でもネット繋いだらメールチェックだけでも1時間とかかかっちゃうし、レポ始めたらもう何時間でも。ブログチェック始めたら日付変わるっての。

しかも未だおにゅうのパソにデータ移してなくて(セットアップは無事に終わりましたー!)このぼろいノート使ってるから、ちょっとパソ開けようって思ってもテーブルまでよっこらしょって持ってきて、コンセント入れてネット繋ぐのメンドイの。。。

繋いだらドラッグのように次から次へとサーフィンしまくるから寝不足眼精疲労肩こりがもれなくついてくるもんね。
不健康だったり体調が思わしくない時にうっかりやってしまったら、治るまでに何日かかるかっての。特に睡眠不足は強敵だ。

先週なんて疲れが溜まっていたからか、ストレスが溜まっていたからか、じんましんが出たよ。
実に10年ぶりくらい。もっとか?
夜中の3時頃に掌が異様にかゆくて、起きて電気点けて見たらもうあちこちぶよぶよ。(う…打っててもキモチワルイ)
カンベンしてよーとか思いながら、抗ヒスタミン剤があることを思い出して飲んだ。
薬が効くまでムヒを体中に塗りたくったから、鼻がすーすーする(苦笑)

そんで4時くらいに就寝。7時起床。
ってことになってしまいました。
あーもーあんな思いはしたくないね。
仕事が忙しくて、あまり休めなくて、抵抗力が落ちてるからこういうことになったんだと思う。
いややっぱり睡眠と休息はしっかり取らないと。


とか言って、今日から6連勤なんですけど…。
だ、大丈夫かな私。

幸福な食卓

2005年12月15日 読書
うわーい久々の完全オフだよーん!
でもアサイチで母の用で車出し…よってハリポタ2回目には相成りませんでした。

そんなわけで読書。
読書モードだったからか、元々好きな作家だったからか、わずか2時間で読破。
たっぷりどっぷり浸ってしまいました。

これもまた連作小説。
なんていうか、ほのぼのとしていてゆったりと時が流れてるくせに、登場人物はみんながみんな少しずつ病んでるの。
それがお話が進む毎に露出してきて、最後にどかーん!と事件が起こる。
…この事件は起きて欲しくなかったけど。

それを乗り越える、とまで行かなくても受け入れてまた昨日までとは違う日常へ戻って行く…というようなお話。

なんか、最後のどかーんはショックだった。まさかあり得ないっしょ?って思った。なんてことしてくれんだ!とも思った。

でもその後のお話を読むと、ああこれが言いたかったんだなぁ…という言葉が出てくるのでやっと納得しました。

瀬尾さんのお話は、いつも優しくて穏やかで身近なくせに、少しだけ非日常でない要素が入ってくるから面白い。
早く次の作品が読みたい。また図書館にリクエストに行かねば。

ちなみに、私はいつも無意識に登場人物を自分の知ってる誰かに当てはめて読んでます。
この作品のお兄ちゃんである『直ちゃん』は名前と人物描写で、バンジーの町田さん+先日初めて見たTYPHOON24のSENSHO1500くんのイメージでした。
自分にとって好みの別れる作家さんだけど、今回は好き。よかった。
最後まで集中して読めた。
やっぱり私は恋愛小説が好きなんだなぁ…と確信。

前作に出てきた、通りすがりの人や名前だけ登場する人が次回の主人公になる連作小説。

前作では目立たず薄っぺらい印象の人が主人公になった途端、人物像に厚みが出て生活を始め、リアルなものになる。
他人の人生に登場する人はみなその他大勢。脇役。
それが、自分のお話になって初めて自分が主役の人生になる。

アタリマエのことだけど、改めてそれを感じさせた作品。

人がいればいただけの人生があるんだなぁ。なんて実感。

読んでていろいろ考えさせられる、けれども楽しい作品でした。
ここ(DN〜amazon)で調べてリクエスト出して、いざ来たものを読んでみたら!

オムニバスでやんの。

だったらそう書いとけーamazon!


でもけっこう面白かった。
相変わらず理解不能のサイバーな作品も多少あったけど、久々に犬飼恭子氏の作品も読めたし♪

…でも買うほどではないなぁ(苦笑)
最近、島本理生づいてるんだけど、1週間ほど前に今度はこの本を入手して読んでました。

本人曰く初の連作小説だそうで、短編の小説の中で登場人物が少しずつかぶっているのです。

つまりはその小さな世界の中で、いろんな人の目から綴られた短い季節の物語なのです。

私は、主人公または登場人物に感情移入して読み進めるタイプなんだけど、この作品はどれもなかなか入り込めなくて、結局一番自分が共感できるのは最後に登場した石田先生だったりします。
今まで読んだ中では初めて、男性が語り部の小説があって(しかも2作も!)その感じ方や物事の捉え方が、なるほどなぁ…と唸らせるものでした。

もう島本さんをただの年下の小説家(でも好き〜)なんて思ってるだけではダメですね。
立派なオトナです。
それに共感しちゃう自分も…うーん…なんだろ?
精神年齢が低いのかな?彼女がオトナすぎるのかな?
両方が歩み寄ってる、という感じが一番近いかも。

どのみちこの人の作品は、小説の進み方が静かであるのが好きです。
静かで穏やかに見えて、内側に熱いものを秘めてる感じが好きです。

さて、次はどれを手にしよう?
今年は出された作品がけっこうあるようなので探して読みたいですわ。
別れるとわかっていて、その課程を進んでいくのは辛い。
スパッと切れるものであればいいけど、人と人の関係はなかなかそうはいかない。ましてや一度でも愛した人ならば。




お互いを想うあまり、相手への言葉や想いを伝えられずにいて、そして離れてしまった。離れてもまだ想っている、男女のお話…でした。少なくとも私はそう捉えた。

島本理生の作品は久しぶりです。
完全に過去のことを語っているのに(ナラタージュとは過去のことを回想の形で物語ること、です)その場にいるような描写。昨日や先週や今のことが一緒に語られるのに、全然ごちゃまぜしていないところがすごいと思う。
どうしてこの人はいろんな時間軸をこうやって理路整然と書けるんだろう。しかも新鮮さを失わずに。

読んでる間はほとんど没頭状態で、あまりほかのことを考えずにいました。だから2日で読破。
DEATH NOTEのあとだから余計にのめり込んだのかも。
やっぱり私は恋愛小説が好き。感情移入できる小説がいい。

でも秋には読まない方がいいかも。
泣かなかったけど、泣きそうでした。
この本、出た当時はすっごく読みたかったのに大人気で全然借りられなくて、先週図書館に行った時に偶然見つけるまですっかり忘れてました…。

はじめは「どうなんだこの兄弟?」とか思ったけど…うん、なんかさらさらしてていいですね、江國さんらしくて。
視線があちこちに移るところもところどころに織り交ぜられた四季の移り変わりや風景の美しさなどの描写も、江國さんならでは。
兄弟については、ああなりたくはない、という思いとうらやましいというキモチが同居です。
あのまま静かに人生が進むのもいいけど、また大波にさらわれるような事件も起こって欲しい。
それを間宮兄弟がそれぞれの方法で乗り越える(または受け入れる)ところがまた読みたいと思ってしまいます。


人にとってシアワセの基準ってその人にしかわからないもの。
だから自分で見つけるしかないのです。
たとえそれがどんなに坂道でも茨の道でも回り道でも。

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