2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2125ページ
ナイス数:185ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/46133/matome?invite_id=46133
■旅猫リポート
号泣・°°・(>_<)・°°・。これは猫の日のスペシャルとしてとっておいたけど、結局我慢できなくて読んでしまった。泣くのはわかっていたの愛するネコちゃんず以外誰もいない時に読んだ…( ̄▽ ̄;)これは泣くためのお話だ。反則というか直球というか、ネコ好きにはたまらないし、辛すぎる。移りゆく季節の風景をネコ目線で語られて、旅の終わりに近づく気配に涙腺ゆるみっぱなし。けれども最後は泣き笑いでしっかり見送れる自分もいる。辛いけど何度も読み直してしまうだろうな。有川さんはベタベタの恋愛モノよりもこういうのが好き。
読了日:2月14日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26304111
■晴天の迷いクジラ
ある日ふと生きることに執着を感じなくなった3人の旅物語。年齢も性別も生い立ちもバラバラな3人だが、3人とも苦しい過去を抱えている。死ぬ前にクジラを見に行こうと南へ向かう。クジラの町に着いてからの3人は家族のようにふるまう。そうしているうちに本当の家族のような気持ちにもなる。決して幸せではなかった過去を葬り、未来への、生への執着が湧いてくる。おばあちゃんの言葉が沁みる。あんな風にすべてを受け入れてもらえたらどんなに楽になるだろうか。窪さんの描く人物はみんなたくましい。
読了日:2月11日 著者:窪 美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26301170
■きみはいい子 (一般書)
新興住宅地での虐待をテーマにした連作集。一言で「虐待」とくくってしまうと乱暴かもしれない。虐待する側(たいていは保護者)、される側(たいていは子ども)だとしても、子どもも大きくなれば保護者も年老いて、姥捨山のように捨てられることだってある。親子の関係や地域との関わりなど、さらりとした文体ながらいろいろと考えさせられた。中では「うそつき」が好き。優しく大らかな視点で描かれてる。全編を通して、虐待が最終的には愛情に変わる優しさが残されている。抱きしめたり手をつなぐことの重要性を再確認した。
読了日:2月6日 著者:中脇 初枝
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25918472
■百年法 下
百年法によって生への執着が様々な形で綴られる下巻。新たな主人公を軸に百年法施行後の時代が語られる。一方、官僚側の奔走、体制側の策略も描かれ後半はきな臭くなってくる。軍事クーデターからゼロ号発動にかけてはいろんな感情が渦巻いた。そして人類存続への新たなる問題も起こり日本はどうなってしまうのかー。これは一気に読んだ。息つかせぬ展開とはまさにこのこと。終章を淡々と読み上げるケンの姿が目に浮かぶ。鼻の奥がツンとなる。生とはー、未来とはー、愛とはー…いろんなことを考えさせる素晴らしい小説だった。
読了日:2月4日 著者:山田 宗樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25870892
■きいろいゾウ
映画を観る前に原作。西さん画のゾウと鳥がいい。それぞれツマとムコさんを現してるかのよう。不思議な夫婦の愛情物語だった。ムコさんの過去や痛みはなんとなく理解できた。が、ツマの不安定感についていけず戸惑う。ココロは完全にツマ寄りなのに、寄り添えない自分がもどかしい。周りの人々も変わっているけれど、唯一まともな大地くんが俯瞰してくれてるからみんなどこかに踏み外さないで済んだのではないかと思う。9歳に頼りすぎだね(笑)。映画、楽しみです。
読了日:2月3日 著者:西 加奈子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25871552
■百年法 上
松子の原作は読んでいないので初読みの作家さん。百年法は初のSF小説ということだけど、アイディア、設定、ストーリーどれを取ってもすばらしい。SF小説、そしてこの厚さで上下巻というボリュームに、本屋大賞ノミネート作品でなければ手が出ないところだったけれど、読んでよかった!ーー不老化ウィルスの開発で老いることのなくなった世界。人口増化を防ぐため、処置を受けてから百年で基本的人権を放棄するという、いわゆる『百年法』。その是非をめぐる近未来の話。あっという間にこの世界に引き込まれて2日で読んでしまった。いざ、下巻へ
読了日:2月1日 著者:山田 宗樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25870586
▼読書メーター
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読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2125ページ
ナイス数:185ナイス
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■旅猫リポート
号泣・°°・(>_<)・°°・。これは猫の日のスペシャルとしてとっておいたけど、結局我慢できなくて読んでしまった。泣くのはわかっていたの愛するネコちゃんず以外誰もいない時に読んだ…( ̄▽ ̄;)これは泣くためのお話だ。反則というか直球というか、ネコ好きにはたまらないし、辛すぎる。移りゆく季節の風景をネコ目線で語られて、旅の終わりに近づく気配に涙腺ゆるみっぱなし。けれども最後は泣き笑いでしっかり見送れる自分もいる。辛いけど何度も読み直してしまうだろうな。有川さんはベタベタの恋愛モノよりもこういうのが好き。
読了日:2月14日 著者:有川 浩
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■晴天の迷いクジラ
ある日ふと生きることに執着を感じなくなった3人の旅物語。年齢も性別も生い立ちもバラバラな3人だが、3人とも苦しい過去を抱えている。死ぬ前にクジラを見に行こうと南へ向かう。クジラの町に着いてからの3人は家族のようにふるまう。そうしているうちに本当の家族のような気持ちにもなる。決して幸せではなかった過去を葬り、未来への、生への執着が湧いてくる。おばあちゃんの言葉が沁みる。あんな風にすべてを受け入れてもらえたらどんなに楽になるだろうか。窪さんの描く人物はみんなたくましい。
読了日:2月11日 著者:窪 美澄
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■きみはいい子 (一般書)
新興住宅地での虐待をテーマにした連作集。一言で「虐待」とくくってしまうと乱暴かもしれない。虐待する側(たいていは保護者)、される側(たいていは子ども)だとしても、子どもも大きくなれば保護者も年老いて、姥捨山のように捨てられることだってある。親子の関係や地域との関わりなど、さらりとした文体ながらいろいろと考えさせられた。中では「うそつき」が好き。優しく大らかな視点で描かれてる。全編を通して、虐待が最終的には愛情に変わる優しさが残されている。抱きしめたり手をつなぐことの重要性を再確認した。
読了日:2月6日 著者:中脇 初枝
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■百年法 下
百年法によって生への執着が様々な形で綴られる下巻。新たな主人公を軸に百年法施行後の時代が語られる。一方、官僚側の奔走、体制側の策略も描かれ後半はきな臭くなってくる。軍事クーデターからゼロ号発動にかけてはいろんな感情が渦巻いた。そして人類存続への新たなる問題も起こり日本はどうなってしまうのかー。これは一気に読んだ。息つかせぬ展開とはまさにこのこと。終章を淡々と読み上げるケンの姿が目に浮かぶ。鼻の奥がツンとなる。生とはー、未来とはー、愛とはー…いろんなことを考えさせる素晴らしい小説だった。
読了日:2月4日 著者:山田 宗樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25870892
■きいろいゾウ
映画を観る前に原作。西さん画のゾウと鳥がいい。それぞれツマとムコさんを現してるかのよう。不思議な夫婦の愛情物語だった。ムコさんの過去や痛みはなんとなく理解できた。が、ツマの不安定感についていけず戸惑う。ココロは完全にツマ寄りなのに、寄り添えない自分がもどかしい。周りの人々も変わっているけれど、唯一まともな大地くんが俯瞰してくれてるからみんなどこかに踏み外さないで済んだのではないかと思う。9歳に頼りすぎだね(笑)。映画、楽しみです。
読了日:2月3日 著者:西 加奈子
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■百年法 上
松子の原作は読んでいないので初読みの作家さん。百年法は初のSF小説ということだけど、アイディア、設定、ストーリーどれを取ってもすばらしい。SF小説、そしてこの厚さで上下巻というボリュームに、本屋大賞ノミネート作品でなければ手が出ないところだったけれど、読んでよかった!ーー不老化ウィルスの開発で老いることのなくなった世界。人口増化を防ぐため、処置を受けてから百年で基本的人権を放棄するという、いわゆる『百年法』。その是非をめぐる近未来の話。あっという間にこの世界に引き込まれて2日で読んでしまった。いざ、下巻へ
読了日:2月1日 著者:山田 宗樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25870586
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