2011年10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3016ページ
ナイス数:58ナイス

■探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
探偵は、確かにバーにはいたけど、呑んでばかりじゃないかーッ!とツッコまずにはいられないススキノ探偵シリーズ。でも私は好きです。映画化を期に、シリーズ全巻読破をライフワークにしようかと(笑)。
読了日:10月30日 著者:東 直己
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14320563

■地の鳥 天の魚群
幻の処女作ということで半分楽しみ、半分恐る恐るな感じで手にとる。しかし…理解不能!オカルトチックな展開だが、謎は一切回収されないまま終わりを迎える。桑潟准教授は途中で断念したけれどこの作品も息も絶え絶えになんとか読破したというところ。奥泉さんは頭が良すぎちゃうんじゃないかしら。凡人の私には不条理とかしか言えない作品でした。
読了日:10月25日 著者:奥泉 光
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14209497

■チャコズガーデン
初・明野さん。少し癖のある文体だったけれど内容はなかなかよかった。吉祥寺のマンションで、とある事件をきっかけに住人同士のコミュニケーションが広がっていく。主人公の再生(自分探し)も含め、季節が廻る中で変わっていくもの、変わらないものが丁寧に描かれている。欲を言えば、「禍福の法則」を頑なに守ってきた女性の本心を知りたかったなぁ。
読了日:10月24日 著者:明野 照葉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14196677

■キャベツ炒めに捧ぐ
来る、待つ、行く。惣菜屋を営む3人のかしまし娘はなんと60代。年齢の箇所を何度も読まなければとても60歳なんて思えないほどゲンキな3人。60代なんて遠い日のことと思っていたけど、イケメンにときめいたり、考えてることや日々悩んでいることを読むと、たいして変わらないなぁと思う。3人3様、容姿も性格も違うけれど、毎日にぎやかにすごしながら付かず離れずの関係が緩やかに変わって行くのがいい。ある意味、理想的な60代だと思う。荒野さんは作品によって私的好みが別れるけど、これは好きだなvv
読了日:10月21日 著者:井上 荒野
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14134554

■母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~
出産で妻が帰郷する日、主人公は出勤前のコンビニで不思議な飴を買う。その飴は、自分が生まれる何代も前からの、家族のつながりが夢で見られる飴だった。戦時中から戦後〜復旧期〜高度経済成長期〜現在と、様々なものや人を失い授かりながらも、一族が生きながらえてきた過程を夢で目の当たりにした主人公は、自分の”使命”に気づく−。文体や表現に多少ぎこちない箇所があったけれど、「命をつなぐ」ことを追っているとあまり気にならない。最後の飴による見知らぬ青年との邂逅は、展開が読めてしまったものの、じーんときた。
読了日:10月19日 著者:喜多川 泰
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14106042

■路地裏ビルヂング
おもしろかった!偶然本棚で出会った作家さんだけど、掘り出し物を見つけたみたいで嬉しい。古い雑居ビルに入居している雑多な店子たち。当初はなんの関わりを持たずにいた入居者たちだったが、あるきっかけで交流が始まる。初めからどの入居者とも言葉を交わしている謎の女性は、実は幽霊または屋上にまつられた道祖神…かと思っていたけど違いました(笑)。バラバラだった入居者たちが年齢も環境も違うのに交流を深めていくあたり、にぎやかで楽しそう。たまり場となっている、いつも不味い飲食店「辻堂」が最高にいい味出してました。
読了日:10月18日 著者:三羽 省吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14093138

■寿フォーエバー
山本さんの真髄、お仕事シリーズ「結婚式場編」。今回もお人よしでゲンキな女性が主人公。取材なのか、観察眼の賜物なのか、本当に人物(とくに女性)の造形がうまい。こまかな業界ネタも楽しい。最初から最後まで笑わせてもらいました。
読了日:10月16日 著者:山本 幸久
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14093116

■確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム
読了日:10月14日 著者:神永 学
http://book.akahoshitakuya.com/b/404874240X

■完盗オンサイト
読了日:10月05日 著者:玖村 まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062171325

■真夏の方程式
地元の花火大会の日に読了。花火に集中しすぎて火薬の色の元素が何か、なんてこれっぽちも考えなかったけど(笑)。さて、長いこと待たされてやっと読んだとはいえ、その間に新作まで出てしまう東野さん。どんだけペースが速いんでしょう。東野さんは作品によって自分の好みが別れるのですが、今回はガリレオシリーズだからなおさら読みやすかった。頭の中で人物が動きやすい。湯川先生はモチロン福山vv北村さん、コウちゃんは当然ながらも、成美や恭平、塚原さんまで勝手にキャスティングして楽しみました。
読了日:10月01日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14006812


▼2011年10月の読書メーターまとめ詳細
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