2011年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2567ページ
■おとぎのかけら 新釈西洋童話集
これはコワイ。思わずゾクリとした。元のお話を知らなくても単独で十分楽しめるけれど、知っている方がよりその温度差を感じられるだろう。かくいう私もハーメルンの笛吹き男はよく知らないので、探して読まなくては。全体的にブラックなお話が多い中で、金の指輪は優しくて好き。
読了日:06月26日 著者:千早 茜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11982201
■ラットマン
一気読み。すごく読みごたえがあった。道尾さん、今まで読まずにきてごめんなさい。ラットマンとは、思い込みによって見えるものが違うこと。過去の事件と現在の事件がリンクして、二転三転とする真相に翻弄される。思い込みによるミスリードで悲しい出来事が重なる。二組の親子関係の対比も重要な要素。主要人物それぞれが抱える暗い闇が明かされるにつれて、ひかりの本音がもっと知りたかったと切実に思う。
読了日:06月20日 著者:道尾 秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11874341
■ナニワ・モンスター
霞ヶ関の飛び火は大阪まで飛んで、様々な画策の下、新たな火種を撒き散らす。記憶に新しい新型インフルエンザによく似た光景がここで描かれている。あの半狂乱騒ぎもこうやって仕組まれたものだとしたら、その陰でどんな事件が揉み消されたのだろう…。このシリーズを読むと高級官僚に不信感しか抱けないけれど、どこまでがフィクションなのかと考えずにはいられない。それにしても彦根先生はコワイですね(笑)。ナニワの問題はこれで片が付いたとも思えないのでまた続きを期待します。
読了日:06月19日 著者:海堂 尊
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11791666
■恋の病は食前に
拓未さんたら完全に方向転換?!それとも単純に引き出しが多いの?!今作は、グロかったり、薄気味悪かったりした過去作とは正反対の、軽やかすぎるグルメ(しかもB級)短編集でした。各話に少しだけ登場して物語を引っ掻き回したり、うまくつなげたりする名脇役、草刈春男氏。近くにいたら絶対にお知り合いになりたくない存在だけれど、氏がこの短編集の最高のスパイスになっていることは間違いない。B級とはいえども立派な料理。おいしそうな描写の数々に、思わずお腹が鳴りました(笑)。
読了日:06月12日 著者:拓未 司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11791452
■世界遺産 マチュピチュ完全ガイド (地球の歩き方 GEM STONE 25)
世界遺産を旅するシリーズ。今回はマチュピチュ。このシリーズは、写真もキレイで旅に関することが細かく載っているのでスグレモノです。実際に使う機会はやって来なそうだけど(泣)。ナスカとマチュピチュと両方見たら何日くらいで費用はいくらくらいなのかなぁ。。。と、無駄な計算をしてみる…。
読了日:06月09日 著者:地球の歩き方編集室
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626997
■ビリジアン
色彩豊かで、日常の何気ない風景を切り取ることにかけては天才的な柴崎さんですが、東京に移住してからはなんか作風変わったのかな?!大阪を舞台に描いていても、立ち上るような匂いが感じられなくなった。結局この作品では伝えたいことがわからず、風景写真だけを眺めていた感じ。次の作品に期待します。
読了日:06月08日 著者:柴崎 友香
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626780
■ペンギンと泳ぐ旅―南極エコツーリズム
ペンギンが好きです。南極も好きです。今までにペンギン関連の本はたくさん読んだけど、旅本はなかったなぁ。本書は南極(これも好き☆)でペンギンと泳ぐのがメインのエコツーリズムのガイドブック。エコツーリズムとは、自然や野生環境に干渉しないように組まれた観光ツアーのこと。南極といえば、今までは”しらせ”でした。一般人はなかなか行けない場所。しかし本書では、そうか!このテがあったか!とうれしくなるほど、南極への旅が細かく書かれていて、読むだけでも楽しい。あとは先立つモノさえあればなぁ!
読了日:06月07日 著者:西森 有里
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626613
■からまる
少しずつリンクする人物にスポットを当てた連作集。全体に流れる低体温な空気感が心地良い。海のいきものと絡めた各章のタイトルやモチーフが凝っている。様々な人生観をもつ登場人物たちのの誰に共感するだろうか…。武生でありたいとも田村でありたいとも思うけど、結局は大原さんなんだろうと思う。強くてしなやかな生き方を蒼真が引き継いでいってくれたらいいなと思う。久しぶりにチラ読みから引き込まれて、借りてからは一気に読んだ作品。
読了日:06月06日 著者:千早 茜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11571363
■ブックストア・ウォーズ
読了日:06月04日 著者:碧野 圭
http://book.akahoshitakuya.com/b/4103056711
■ブックストア・ウォーズ
あ、これ前に読んだ。また忘れて借りてしまった。WEB予約だと表紙が見えないからこういうことになるんだなぁ…とグチグチ思いながらも再読。舞台となる書店は、なんとな~くK書店なイメージで読んだ。あとから出てくる書店はJ堂でね(笑)。実際書店というのは重労働なうえ、利益が少なく、お給料もたいしてもらえない。それでも誇りと自信をもって売り場を作っている(であろう)書店員を応援したいと思う。『銀盤のトレース』が面白かったので、碧野さんをもっと読んでみようと思ったんだけど、次は確実に読んでいない本にしよう(笑)。
読了日:06月01日 著者:碧野 圭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11538844
▼読書メーター
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読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2567ページ
■おとぎのかけら 新釈西洋童話集
これはコワイ。思わずゾクリとした。元のお話を知らなくても単独で十分楽しめるけれど、知っている方がよりその温度差を感じられるだろう。かくいう私もハーメルンの笛吹き男はよく知らないので、探して読まなくては。全体的にブラックなお話が多い中で、金の指輪は優しくて好き。
読了日:06月26日 著者:千早 茜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11982201
■ラットマン
一気読み。すごく読みごたえがあった。道尾さん、今まで読まずにきてごめんなさい。ラットマンとは、思い込みによって見えるものが違うこと。過去の事件と現在の事件がリンクして、二転三転とする真相に翻弄される。思い込みによるミスリードで悲しい出来事が重なる。二組の親子関係の対比も重要な要素。主要人物それぞれが抱える暗い闇が明かされるにつれて、ひかりの本音がもっと知りたかったと切実に思う。
読了日:06月20日 著者:道尾 秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11874341
■ナニワ・モンスター
霞ヶ関の飛び火は大阪まで飛んで、様々な画策の下、新たな火種を撒き散らす。記憶に新しい新型インフルエンザによく似た光景がここで描かれている。あの半狂乱騒ぎもこうやって仕組まれたものだとしたら、その陰でどんな事件が揉み消されたのだろう…。このシリーズを読むと高級官僚に不信感しか抱けないけれど、どこまでがフィクションなのかと考えずにはいられない。それにしても彦根先生はコワイですね(笑)。ナニワの問題はこれで片が付いたとも思えないのでまた続きを期待します。
読了日:06月19日 著者:海堂 尊
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11791666
■恋の病は食前に
拓未さんたら完全に方向転換?!それとも単純に引き出しが多いの?!今作は、グロかったり、薄気味悪かったりした過去作とは正反対の、軽やかすぎるグルメ(しかもB級)短編集でした。各話に少しだけ登場して物語を引っ掻き回したり、うまくつなげたりする名脇役、草刈春男氏。近くにいたら絶対にお知り合いになりたくない存在だけれど、氏がこの短編集の最高のスパイスになっていることは間違いない。B級とはいえども立派な料理。おいしそうな描写の数々に、思わずお腹が鳴りました(笑)。
読了日:06月12日 著者:拓未 司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11791452
■世界遺産 マチュピチュ完全ガイド (地球の歩き方 GEM STONE 25)
世界遺産を旅するシリーズ。今回はマチュピチュ。このシリーズは、写真もキレイで旅に関することが細かく載っているのでスグレモノです。実際に使う機会はやって来なそうだけど(泣)。ナスカとマチュピチュと両方見たら何日くらいで費用はいくらくらいなのかなぁ。。。と、無駄な計算をしてみる…。
読了日:06月09日 著者:地球の歩き方編集室
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626997
■ビリジアン
色彩豊かで、日常の何気ない風景を切り取ることにかけては天才的な柴崎さんですが、東京に移住してからはなんか作風変わったのかな?!大阪を舞台に描いていても、立ち上るような匂いが感じられなくなった。結局この作品では伝えたいことがわからず、風景写真だけを眺めていた感じ。次の作品に期待します。
読了日:06月08日 著者:柴崎 友香
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626780
■ペンギンと泳ぐ旅―南極エコツーリズム
ペンギンが好きです。南極も好きです。今までにペンギン関連の本はたくさん読んだけど、旅本はなかったなぁ。本書は南極(これも好き☆)でペンギンと泳ぐのがメインのエコツーリズムのガイドブック。エコツーリズムとは、自然や野生環境に干渉しないように組まれた観光ツアーのこと。南極といえば、今までは”しらせ”でした。一般人はなかなか行けない場所。しかし本書では、そうか!このテがあったか!とうれしくなるほど、南極への旅が細かく書かれていて、読むだけでも楽しい。あとは先立つモノさえあればなぁ!
読了日:06月07日 著者:西森 有里
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11626613
■からまる
少しずつリンクする人物にスポットを当てた連作集。全体に流れる低体温な空気感が心地良い。海のいきものと絡めた各章のタイトルやモチーフが凝っている。様々な人生観をもつ登場人物たちのの誰に共感するだろうか…。武生でありたいとも田村でありたいとも思うけど、結局は大原さんなんだろうと思う。強くてしなやかな生き方を蒼真が引き継いでいってくれたらいいなと思う。久しぶりにチラ読みから引き込まれて、借りてからは一気に読んだ作品。
読了日:06月06日 著者:千早 茜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11571363
■ブックストア・ウォーズ
読了日:06月04日 著者:碧野 圭
http://book.akahoshitakuya.com/b/4103056711
■ブックストア・ウォーズ
あ、これ前に読んだ。また忘れて借りてしまった。WEB予約だと表紙が見えないからこういうことになるんだなぁ…とグチグチ思いながらも再読。舞台となる書店は、なんとな~くK書店なイメージで読んだ。あとから出てくる書店はJ堂でね(笑)。実際書店というのは重労働なうえ、利益が少なく、お給料もたいしてもらえない。それでも誇りと自信をもって売り場を作っている(であろう)書店員を応援したいと思う。『銀盤のトレース』が面白かったので、碧野さんをもっと読んでみようと思ったんだけど、次は確実に読んでいない本にしよう(笑)。
読了日:06月01日 著者:碧野 圭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11538844
▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
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