カルテット!/鬼塚忠
2010年2月28日 読書
「そこにぼくの音楽があるんです!」家族、初恋、音楽……。心温まる、涙と感動の青春&家族小説!
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船に乗れ!から流れてきて、また音楽小説。
船に~とは対象的に、幼少のころからの音楽教育についての辛さには言及されていないので、音を出すこと音楽の道を目指すこと、というのはとても簡単な気がしてしまうのでそこだけは要注意。(というか、作者は家族の再生、絆について書きたかったのであって、決して音楽の道は平坦であるとは言っていない)
引用にある通り、崩壊間際の家族の再生物語である。
父はピアノ、母はチェロ、姉はフルート、主人公はバイオリンの音楽一家。
父のリストラから始まり、少しずつほころびが目立って行く家族の中で、主人公はなんとかして家族をつなぎ止めたいと奔走する。
それが永江カルテット。
バラバラだった永江家の家族4人がひとつの曲を演奏することの(苦しさも含め)楽しさ、家族だからこそ一緒にいることの大切さなどを体を張って伝えていく。
ラストは予想通りの大団円だが、いちいち青くさい登場人物のせりふに泣き笑いで読了。
すっきりと楽しい作品だった。
そして!!これが実際にお芝居になるというのだからオドロキ。ミックスメディアもここまで来たか!
興味ある方はこちらへどぞっ!!⇒http://quartet2010.blog13.fc2.com/
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船に乗れ!から流れてきて、また音楽小説。
船に~とは対象的に、幼少のころからの音楽教育についての辛さには言及されていないので、音を出すこと音楽の道を目指すこと、というのはとても簡単な気がしてしまうのでそこだけは要注意。(というか、作者は家族の再生、絆について書きたかったのであって、決して音楽の道は平坦であるとは言っていない)
引用にある通り、崩壊間際の家族の再生物語である。
父はピアノ、母はチェロ、姉はフルート、主人公はバイオリンの音楽一家。
父のリストラから始まり、少しずつほころびが目立って行く家族の中で、主人公はなんとかして家族をつなぎ止めたいと奔走する。
それが永江カルテット。
バラバラだった永江家の家族4人がひとつの曲を演奏することの(苦しさも含め)楽しさ、家族だからこそ一緒にいることの大切さなどを体を張って伝えていく。
ラストは予想通りの大団円だが、いちいち青くさい登場人物のせりふに泣き笑いで読了。
すっきりと楽しい作品だった。
そして!!これが実際にお芝居になるというのだからオドロキ。ミックスメディアもここまで来たか!
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