廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する穂村チカと上条ハルタ。吹奏楽部の甲子園「普門館」を目指して日々練習を重ねる二人に、難事件が? 話題作『退出ゲーム』待望の続編!
『退出ゲーム』といい、この作品といい、どうも初野晴という気がしない。
それもこれもこの人の初期の作品(『水の時計』と2作目『漆黒の王子』)のトーンが暗すぎるからだ。
最初の2作があまりに重すぎたために敬遠していた作家さんだったため、この方向転換はうれしい。
少々軽すぎる気もしないでもないけど、青春ファンタジーというカテゴリーならば十分生きる。
吹奏楽部についての話題は特に大歓迎。
私も普門館に(観に)行きたいくらいだから。
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