ドミノ /恩田陸

2009年8月24日 読書
一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット。もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。




何度も表紙を見て作者を確認してしまった。
それくらい私の恩田陸のイメージとかけ離れた作品である。

似たような…でもないけど、こんなジェットコースター的なライトノベルな作品は確かにあった。(あ、でも『ロミオ~』くらいしか思い浮かばない)


でもとにかく新鮮だった。
登場人物の多さにはくじけそうになったけど、目の前に浮かぶような臨場感がすばらしい。
嗚呼!これを映像で観てみたい!



定番のミステリーもいいけど、こういう読後感がさわやか~なものももっと読みたいなと思いました。
ていうか、どうしてもっと早くに読まなかったんだろう…。
きっと最初の一行がその気にさせなかったのでしょう。
最初の一行って大事だよ。。



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