5/7読了。

まだまだ読んでない作品が多いけど、追いついてきた感じですvv



『週刊朝日』大好評連載小説の単行本化。現役医師で医療エンターテインメント街道を驀進する著者の最新作。赤字5つ星の極北市民病院に赴任した外科医・今中を数々の難局が待っていた。不衛生でカルテ記載もずさん、研修医・後藤はぐーたらだし、院長と事務長は対立している。厚生労働省からの派遣女医・姫宮は活躍するが、良心的な産婦人科医はついに医療事故で逮捕された。日本全国各地で起きている地域医療の破綻を救えるのは誰か?



今回の舞台は北海道のとある中堅市立の市民病院。
主人公は8年目の外科医、今中医師ですが、ここにおなじみの氷姫も登場。
ほんのちょい役でひかりの剣の清川準教授。
ジェネラル・ルージュの速水極北救命救急センター長代行。
また名前だけでニヤリとするようなメンバーがひっそりと登場してます。
『ジェネラルルージュの伝説』で海堂さんが言ってたように、全部の作品は必ずどこかでリンクしているので、ちょっとした宝探しのようなジグソーパズルのような気持ちになれます。

偶然にも直前に読んだ『ジーン・ワルツ』も絡んでいて、またひとつピースがはまったような感覚でした。

さて、崩壊寸前の地域医療。
わが地元にも赤字の市民病院があります。
極北市民病院とは比べ物にならないくらい規模も大きな病院ですが、実は内情はそんなに変わらないんじゃないかと、ひそかに思ってしまいました。

病気やけがでマイナスから始まって、治療してやっとゼロ。それ以上を医療に求めてはいけない。という当たり前のことに気づかされました。
無意識にクレイマーにならないよう自戒したいものです。


最後の最後で真打ち登場!
ネタばれですが、431Pの世良先生の言葉に泣きました。
最後に救いがあってよかった。
この病院がどのように立ち直っていくのか、読みたい。

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