かもめ食堂

2007年2月23日 映画
地元の映画館で最終日なので慌てて観に行ってきました。

オシゴトはヒマなのに、(だから、か?)予定てんこ盛りなのはなぜ??



実はこの作品は時間があれば(合えば)観よう、くらいにしか思っていなくてそれほど執着もしてなかったんだけど、新聞のある記事に、パスコの超熟のCMがかもめ食堂とコラボしていてうんぬんというのを読んで(実際CMは観てないんだけど)ものすごく興味を惹かれて観に来てしまったのでした。

ある女性が営む小さな食堂を舞台にしたお話で、特に大きな事件が起こるでもなく、女主人と客との交流から一人ふたりとメンバーが増えていき、かもめでなく閑古鳥が鳴いていた食堂がいつしか満席となり、通り沿いにテラス席までできてしまうほどの盛況の中で、またいつものように登場人物たちは日々を暮らしていく…というような、私の好きな(←笑)映画です。
舞台がフィンランド(ヘルシンキかと思われ)だというのがちょっと変わっているだけで、本当に素朴で強く太く生きようとする女性たちの魅力が鮮やかに描かれていて、それがフィンランドの背景と融合して、観ているこちらもあの静謐な空気に触れているかのような気になるのでした。

お話の冒頭で、ガッチャマンの歌詞をはいりさんが答えてしまっていたけど、私が教えてあげたのにーと思ってる観客は多数いたに違いない。本屋さんのカフェの場面であちこちからため息と苦笑が漏れていました(笑)かくいう私もそのひとり。
聡美さんの作るお料理は本当においしそうで(食堂だもんな)視覚だけでなく聴覚も食欲に貢献しているのだとリアルに感じました。
金色に輝くきのこは本当は毒キノコで、幻覚を見せるキノコだったのでは???と思うほど、もたいさんの波止場の場面は不思議な空気が流れてました。でも、あの空気、なんかいいなぁ。

観終わったあとのココロは清清しくほんわかとなってシアワセでした。

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