この本、出た当時はすっごく読みたかったのに大人気で全然借りられなくて、先週図書館に行った時に偶然見つけるまですっかり忘れてました…。

はじめは「どうなんだこの兄弟?」とか思ったけど…うん、なんかさらさらしてていいですね、江國さんらしくて。
視線があちこちに移るところもところどころに織り交ぜられた四季の移り変わりや風景の美しさなどの描写も、江國さんならでは。
兄弟については、ああなりたくはない、という思いとうらやましいというキモチが同居です。
あのまま静かに人生が進むのもいいけど、また大波にさらわれるような事件も起こって欲しい。
それを間宮兄弟がそれぞれの方法で乗り越える(または受け入れる)ところがまた読みたいと思ってしまいます。


人にとってシアワセの基準ってその人にしかわからないもの。
だから自分で見つけるしかないのです。
たとえそれがどんなに坂道でも茨の道でも回り道でも。

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