猫の話です。

正確に言えば、猫を飼ってるオンナノコと結婚したオトコノコ(と言うには年を取りすぎた)との、ほのぼのとしつつ現実的で、期限付きの日常とシアワセを綴ったお話です。

これはもう単純に猫がいい
かわいい。表現がうまい。あぁこんなことするする!という場面がいっぱい。作者も猫を飼っていた、もしくは飼ってるんだろうなぁ。

猫が出てくるお話を読むと必ず昔飼っていた猫を思い出すけど、どの猫もウチの猫のかわいさと利発さにはかなわない、と思っていた。親バカです。でも、このお話に出てくる”チビコ”という猫はかわいいんだよなぁ。描写のうまさでしょうか。

猫の出てこない場面でも読めば鮮やかに映像が浮かんでくる。色彩豊かでディテールが細かく、丁寧に現されている事物。
とても読みやすく、前に読んだ2冊とは大違いでした。
この差はなんなんでしょ?(笑)
この作家さんの他の作品をもう少し読んでみようかなーと思わせた作品。
これがダメだったら私はこの作家さんを切っていたかも。
小説も文化うんぬんより、まずは(個人の)嗜好品だと思うのは乱暴かな?でも私はそう思う。
恋愛が究極の依怙贔屓であるように。

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