蹴りたい背中/綿矢 りさ
2004年3月2日 読書
昨夜、熱が出た。
37.7度。
平熱35.6度の私に取っては一大事だ。
見る間に具合が悪くなっていく自分を冷静に観察している自分がいる。
年に一度あるかないかの発熱に明らかにワクワクしている。
でも体は苦しいと訴える。
どんなに服を着ても布団をかけても、寒くて寒くて震えが止まらない。
葛根湯(相変わらず漢方だ)をホットポーで流し込み、ムリヤリ目を瞑る。いつもは見向きもしないプーさんのぬいぐるみを抱えて眠った。
目が覚めると、体中は痛いが熱はない様子。
どうせプーだしこのまま寝てるか・・・と思ったけどヒマなんだ。
体はまだ本調子でないし、医者に行くほどの容態ではない。気がする。
そこで、この本を引っ張り出してきた。
金曜に図書館に行ったら、リクエストのこれが来てた。
・・・連絡ないっての。
文藝春秋の細かい文字を読むにはちょっとまだムリがある。
単行本のポイントならぴったり。
ベッドに横になったまま、わずか、1時間半で読めてしまった。
確かインストールも早かった。
一気に読めるというのは、それだけ内容が凝縮されてるからだ。
間に何かしなくてはならないと意識がどうしても外へ向く。
そんな時間もイラナイほど集中した90分。
おもしろかった。
主人公の長谷川初実がものすごくよくわかる。
私もガクセイの時、あんな風に周りを醒めた目で見てたニンゲンだった。ただ、彼女のように一人になる勇気がなくて、いつも誰かとつるんでいないと不安で、そればかりにココロを割いた少女期だったと思う。
オトナになって何が一番よかったかというと、一人でもいられる、ということだった。
同級生の背中を蹴りたくなる・・・というのは、これはちょっとわかりづらいかなーとも思うけど、私はやっぱり愛情表現の一つだと思いたい。
唯一彼女に近づいた存在。同じ空気を共有できる存在。に対する愛情であって、恋愛うんぬんではもちろんない、と思う。
それとは相反して、自分に似ているあまり嫌悪したくなるキモチもわかりすぎるほどわかる。
すんげえ。綿谷りさ。
年下ながら、ソンケーするぞ。っていうか畏敬の念を抱くというのだろうか。
なによりかわいいし。(←?)
これもNステで授賞式の模様を観たんだけどさ、もう一人の人(名前忘れた)のみょ〜にオトナゲな雰囲気とまったく正反対で、いかにも審査員のおじさまが好きそうな、素直そうなオンナノコだった。思ったまま、感じたままを文章にできそうな子だった。
でも私って人を見る目ないからなー・・・。
読んだ後、そのまま昼寝に突入。
ラルクさんの新曲、瞳の住人を取りに行かなかったことに気づいたけど、ま、いっか。
37.7度。
平熱35.6度の私に取っては一大事だ。
見る間に具合が悪くなっていく自分を冷静に観察している自分がいる。
年に一度あるかないかの発熱に明らかにワクワクしている。
でも体は苦しいと訴える。
どんなに服を着ても布団をかけても、寒くて寒くて震えが止まらない。
葛根湯(相変わらず漢方だ)をホットポーで流し込み、ムリヤリ目を瞑る。いつもは見向きもしないプーさんのぬいぐるみを抱えて眠った。
目が覚めると、体中は痛いが熱はない様子。
どうせプーだしこのまま寝てるか・・・と思ったけどヒマなんだ。
体はまだ本調子でないし、医者に行くほどの容態ではない。気がする。
そこで、この本を引っ張り出してきた。
金曜に図書館に行ったら、リクエストのこれが来てた。
・・・連絡ないっての。
文藝春秋の細かい文字を読むにはちょっとまだムリがある。
単行本のポイントならぴったり。
ベッドに横になったまま、わずか、1時間半で読めてしまった。
確かインストールも早かった。
一気に読めるというのは、それだけ内容が凝縮されてるからだ。
間に何かしなくてはならないと意識がどうしても外へ向く。
そんな時間もイラナイほど集中した90分。
おもしろかった。
主人公の長谷川初実がものすごくよくわかる。
私もガクセイの時、あんな風に周りを醒めた目で見てたニンゲンだった。ただ、彼女のように一人になる勇気がなくて、いつも誰かとつるんでいないと不安で、そればかりにココロを割いた少女期だったと思う。
オトナになって何が一番よかったかというと、一人でもいられる、ということだった。
同級生の背中を蹴りたくなる・・・というのは、これはちょっとわかりづらいかなーとも思うけど、私はやっぱり愛情表現の一つだと思いたい。
唯一彼女に近づいた存在。同じ空気を共有できる存在。に対する愛情であって、恋愛うんぬんではもちろんない、と思う。
それとは相反して、自分に似ているあまり嫌悪したくなるキモチもわかりすぎるほどわかる。
すんげえ。綿谷りさ。
年下ながら、ソンケーするぞ。っていうか畏敬の念を抱くというのだろうか。
なによりかわいいし。(←?)
これもNステで授賞式の模様を観たんだけどさ、もう一人の人(名前忘れた)のみょ〜にオトナゲな雰囲気とまったく正反対で、いかにも審査員のおじさまが好きそうな、素直そうなオンナノコだった。思ったまま、感じたままを文章にできそうな子だった。
でも私って人を見る目ないからなー・・・。
読んだ後、そのまま昼寝に突入。
ラルクさんの新曲、瞳の住人を取りに行かなかったことに気づいたけど、ま、いっか。
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