活字中毒再び。

2003年5月27日
先週、久しぶりに図書館に行った。
お目当ての本はなかったものの、昨年刊行された新人さんの本をいくつか発見。さっそく借りてきた。

最近、犬飼恭子と清水志穂以外の若手と呼ばれる作家さんの本を手にとっていない。
大御所もイマイチ・・・。
山本文緒や桜井亜美ももうずっと読んでないなー。
村上春樹の「海辺のカフカ」は怖くて読めません(爆)
バンプのロストマンみたいにもったいなくて(苦笑)

まーそんなこんなで、欲しい本がない、ってけっこうつまんないもんなんです。


本屋さんは大好き。
でも店内をだらだらと歩き回るのはキライ。
これぞ!というものに出会いたい。
平積された新刊本。
オススメポップのついた文庫本。
どれもグっとくるものがない。
結局、音楽雑誌を購入して店を出る。
そんな本屋さんライフの連続。
・・・さみしーぢゃん。

こんな時に役に立つのが図書館!
お金かかんないからもし失敗してもへーきだし。
ちょうど探してる本があったので、行ってみたのだ。


坂木司「青空の卵」
大倉崇裕「TOOL&STALL」
瀬尾まいこ「卵の緒」
橋本浩「クランクアップ」

どれも昨年の発行。
新しいというのは古典を愛する私にはそれだけで興味深いものだ。

みんな面白かった。
一気に読んだ。
チケ取りで疲れたアタマとココロにじわじわ入り込む。
読後感もヨシ。
なんか得した気分だなぁ。
掘り出し物を見つけた感じ。
ナントカ賞受賞とか全然気にしてないから、けっこう有名な新人作家さんでもまったく知らなかったりする私。でへ。

しかも笑っちゃうのが最後の橋本浩。
これは「橋本治」かと思って借りてきたのだが。
の割に、文体や構成に「???」
なんか変だなぁ・・と思ってもう一度表紙を見ると「浩」
ぶぶっ。
人違いだ。
こんなに似てる字なんてサギだーー。
と思ったけど、これまたおもしろい本だったのでヨシ。
いやはや物を書くのを生業としてる人ってのはすごいよね。


最近はずっと恋愛小説ばっかり読んでたので、こんな身近な物語がすごく新鮮に感じられる。

クリスティーをまた読み直そうとか、ハリポタのようなオトナも読める児童文学を探してたけど、思いっきり現代で等身大の物語を読むのも悪くないな。

でもやっぱり「ドリトル先生」と「ホッツェンプロッツ」は大好き(笑)


しばらく図書館通いは続きそうです。ニヤ。

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